AtCoder C問題(051,065,066,067,078)
C問題5問解いたのでまとめです。
C - Back and Forth
問題概要
イルカがとを2往復する。最短の経路を求めよ。ただし、同じ座標は通ってはいけない。
考察
なにはともあれお絵描きします。
黄色は、左下に(sx,sy)右上に(tx,ty)があり、縦の長さ(ty-sy)横の長さ(sx-sy)の長方形で、青色はその長方形の上下左右1ずづ広げたものです。黄色内(辺を含む)を通れば、目的地の逆の方向に進まない限り(例えばSからTに行きたいのに左に行くなど)最短経路になります。ただし、同じ座標を2度通らない経路は往復1回分しかありません。従って2回目は青色の長方形の範囲を通ることになります。
解答例
(絵に書いたようなクソコード)
もう少し考察
上の考察が雑すぎたので、もう少しちゃんと考えていこうと思います。問題解いたときは上の考察だったので残しておきます。
問題のイメージを変えます。点Sと点Tが伸び縮みができる4本の紐で繋がってるものとして考えます。点Sと点Tの置く場所は決まっています。紐同士を交差させずに、紐の長さを最短になるように、格子にはめて行きましょう。というイメージで考えます。
上記のようなイメージを持つと、点Sのある方向からでた紐は、点Tへ到着する方向は必ず一つに決まりまることがわかります(例えば、点Sの右側からでた紐は必ず点Tの下から到着しなければなりません、そうしないと紐が絡まります)。
以下S→Tに行く2パターンの時のことを考えます。T→Sは、右を左に、上を下に、それぞれ読み替えてください。
必ずSから見てTは、右上にあるので、右に進む、上に進む以外の動作はなるべくしたくありません。しかし、どうしてもしなくては行けない部分があります。先ほどの議論を思い出すと、点Sから右に出た紐は、必ず点Tの下にくっつきます。これと同様に、点Sの下からでた紐は、必ず点Tの左にくっつかねばなりません。この際、進行方向とは逆の方向に2回進まなければなりません。
このような議論を繰り返すと、2往復で合計4マス分進行方向とは逆に進まなければ行けないことがわかります。それ未満では条件を達成できませんし、それより大きいのは経路の無駄です。
反省
順番にやれと言われてる問題は、全部やってから無駄を省くというのは典型では?(exC - ハイスコア)
格子なり座標なりブロックなり、型にはめろって言われてる問題は、型を無視して見るのも典型では?(exC - Chocolate Bar)
C - Reconciled?
問題概要
犬N匹と、猿M匹が必ず隣り合うような並び方は何通りあるか?
制約
考察
はじめに犬を並べます。そうすると、犬と犬の間はn-1出来ます。最低でもここに猿が入って貰わないと、犬同士が隣り合ってします。また、猿は、一番右もしくは左の犬の隣にも並べられます。それ以上並ぶと、今度は猿が隣り合ってしまいます。従って、
⇨
⇨
が成り立たないならば、条件を満たす並び方は存在しないので、答えは0です。
また、上記の条件を満たすならば、犬の並べ方はN!通り、猿の並べ方はM!通りなので、通り並べ方がありますが、の時、犬と猿を反転した並び方ができるので、並べ方の数は2倍となります。まとめると
が答えとなります。
解答例
int と long long int の掛け算ってダメなんでしょうか?謎な挙動をよく示す気がします...。
反省
2種類並べろは1種類先に全部並べる(ex:A - Happy Birthday!)
C - pushpush
問題概要
長さnの数列と空の数列があり、以下の操作をi=1からi=Nまで繰り返します。
1. ]をbの末尾に加え、を逆向きに並びかえる。
N回の操作終了後、を求めなさい。
制約
考察
制約にシュミレーションがきつそうな気がした。
実験すると後ろからaを1個飛ばしに出力して、残りを前から出力すれば良いことがわかる。
ただ、実装方法思いつかない。
上に書いたようにやるとnの偶奇で分けなくちゃならない。めんどくさい。
ということで、出力したものは消して行くことにしました。
解答例
dequeなるものと使うとシュミレーションできるのかな。
C - Splitting Pile
問題概要
要素数の数列があり、から番目までの和を、から番目までの和をとする。|の最小値を求めよ。
考察
見た目が累積和!!からバグらせたつらい。
自分的累積和まとめ
数列の部分和を高速に取り出す方法。
a[0]=b[0]
b[i]=b[i-1]+a[i]
i番目からj番目までの和は
b[j]-b[i-1]
解答例
C - HSI
問題概要
プログラミングコンテストに出ている高橋くんは、1回目の提出でNケース中MケースでTLEしました。そこでMケースでは1900msかかり、の確率で正解し、残りのN-Mケースでは100msで必ず正解しするプログラムに書き換えました。高橋くんが全てのケースを正解するのにかかる時間の期待値を求めなさい。
考察
解説ACしました。
まず、問題文が読めない。解説を見るまで求められているものが期待値ということがわかっていなかったので、無限等比級数とか考えてました(これでもできるらしいby解説放送のりんごさん。)
一回あたりにかかる時間をx、全てのケースで正解する確率をpとすると、
となります。それで、が答えとなるらしい....。なんか納得いくような行かないような...要研究。
提出コード